外科

胸焼け・逆流

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「よくあること」と見過ごしていませんか?

「食後に胸がムカムカする」
「喉の奥まで酸っぱい液が上がってくる感じがする」
「横になると逆流して気持ち悪くなる」
このような症状は一時的なものに思われがちですが、胃酸が食道に逆流して炎症を起こしているサインかもしれません。放っておくと慢性化し、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。

胸の痛みに苦しむ女性

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こんな症状が続いていませんか?

  • 食後や就寝前に胸やけを感じる
  • 喉の奥にヒリヒリ感やつかえ感がある
  • 口の中に酸っぱい液が上がってくる
  • 声がかすれる、咳が出やすい
  • 寝る姿勢になると症状が悪化する
  • 市販薬で一時的に良くなっても、すぐにぶり返す
このような症状は一時的なものに思われがちですが、胃酸が食道に逆流して炎症を起こしているサインかもしれません。放っておくと慢性化し、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
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胸やけ・逆流の原因と考えられる疾患

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎は、胃の内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜が傷つくことで起こる病気です。 胃と食道の間には“逆流を防ぐ弁”のような働きをする筋肉がありますが、加齢や肥満、姿勢、食生活などの影響でこの働きが弱くなると、胃酸が上がってきてしまいます。 近年では、食生活の欧米化やストレスの増加により、逆流性食道炎の患者さんが増加しています。

その他に考えられる疾患

■非びらん性逆流症(NERD)
 → 内視鏡では異常が見られないが、逆流症状があるタイプです。
■食道裂孔ヘルニア
 → 胃の一部が胸のほうに押し出されてしまい、逆流を起こしやすくなります。
■咽喉頭逆流症(LPR)
 → 胃酸が喉の奥まで逆流し、声のかすれや咳の原因になることがあります。
その他にも胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどが考えられます。
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胃酸の逆流を悪化させる生活習慣にも注意を

次のような生活習慣は、逆流症状を悪化させる要因となります。
  • 脂っこい食事・甘いもののとりすぎ
  • 食べてすぐ横になる・就寝前の飲食
  • 暴飲暴食や早食い
  • 喫煙・アルコールの習慣
  • 前かがみの姿勢、きつい服装
生活改善で症状が和らぐ場合もありますが、改善しない・繰り返す場合には検査による確認が大切です。
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胸やけや逆流症状の原因を調べるには、胃カメラ検査が有効です

症状の原因が食道にあるのか、胃にあるのかは、内視鏡検査(胃カメラ)で直接確認するのがもっとも確実な方法です。当院では、症状や問診に応じて、必要な方には上部消化管内視鏡検査をご案内しています。

胃カメラ検査では、以下のような状態を確認できます

  • 食道粘膜の炎症・びらんの有無(逆流性食道炎の診断)
  • 胃や十二指腸の潰瘍・ポリープ・がんの有無
  • 食道裂孔ヘルニアの有無
  • ピロリ菌に感染している可能性があるサインがあるかどうか
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「よくあること」と放置せず、早めにご相談ください

逆流性食道炎をはじめとした疾患は、放置すると食道の粘膜が繰り返し傷つき、将来的に食道狭窄やバレット食道(前がん状態)へ進行することもあります。
「いつもの胸やけだから」「薬を飲めば治る」と思っていても、その原因を一度しっかり確認しておくことが安心につながります。
すぎうらクリニックでは、苦痛の少ない経鼻での胃カメラ検査を行っています。
胸やけなどの症状にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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