読売ジャイアンツCS優勝
とてもハラハラしたCSでした。3連敗からの3連勝で逆転V。あのまま4連敗で終わるかと思いましたが、さすがは我が巨人軍。みごとにやってくれました。
4戦目を前にしてドラゴンズの高木監督は「明日勝たないとジャイアンツに流れがいってしまうような気がする」と言ったそうです。この言葉を象徴するかのように、4戦目を落としてからはドラゴンズのチームの雰囲気が徐々に沈んでいったような気がします。指揮官としてまずい一言だったのではないでしょうか。性格上高木監督は良くないことを想像するタイプのようです。最悪の事態を想定することは大切なことですが、指揮官の一言はチームの士気を大きく左右するものです。
1994年10月8日のナゴヤ球場での10・8決戦を覚えてみえる方も多いと思いますが、あの試合前のミーティングで長嶋監督は「今日の試合は勝てますから」と選手たちに告げたそうです。「今日は何が何でも勝つんだ」ではなく「今日は勝てますから」。選手を信頼している指揮官の言葉ではないでしょうか。その時のドラゴンズの監督も高木監督だったのは何かの因縁だったのかもしれませんね。